みなさま、新年あけましておめでとうございます。
元旦の栂池は、ふわふわの雪が優しく舞い降りる、穏やかな朝を迎えました。
ベルグにお泊まりの皆様全員に、無事おせち料理とお雑煮をお出しし
新年のご挨拶を済ませ
たくさんのバイトOB達の年賀状に目を細めていましたらば
どんどん全身の間接が痛くなり始めまして😅
熱がどーん!
・・・そのまま寝込んでいる女将でございます(泣 情けなや…
「優さん無理しないでー」「ベルグは大丈夫だからー」「僕たちにできることあったら何でも言ってください!」「ゆっくり寝てください!」
スタッフがくれるあたたかい言葉に甘えさせてもらっとります😅
この走り始めたら止まらない『亥』な性格・・・
そろそろ自分のコントローラー、しっかりものにしないと(笑)
さて。
当館は、1964年に『ロッジ ベルグハウス』として誕生してから、今年で53年目を迎えるに至りました。
私より年上(^^)
これもベルグを愛してくださる皆様のお支えあってのことと、心より感謝申し上げます。
旦那様が9歳のとき、今の鉄筋コンクリートの建物に立て替えられ『スポーツマンホテル 白馬ベルグハウス』として生まれ変わりました。
完成した真新しいホテルの中を姉弟3人父に案内されたときは「うわ~♪」と心が踊ったそうです。
この建物も今年で40歳を迎えます。
15年前に私はここへ嫁いで参りまして
空前のスキーブームが終わったあとの栂池で、次世代の我々がどう生きていけばいいのか
夫婦で膝付き合わせたくさん語り、学び、
挑戦し、失敗し、また挑戦し、
たまには闘い、一緒に喜び・・・
あっという間に、気づけば15年が過ぎていました。
栂池はゲレンデだけじゃない、
この白馬山麓の雄大な山々や大空、大自然の魅力の中に自分たちは生きているのだということ
当たり前だと思っているけど実はここならではの宝とはいったいなんなのかと
あらためてここに暮らす私達自身が感じ直すことで
『星降る高原の小さなホテル 白馬ベルグハウス』として二代目なりの生き方をぼんやり見つけるところまでやってきました。
館内には当館スタッフsayaによる、唯一無二の感性が写し出す美しい写真の回廊と
船窪小屋のお客様堀内さんによる、お部屋の名前を優しいタッチの絵手紙で1枚1枚描いた『絵の表札』が並ぶギャラリー
二つの素敵な空間が完成いたしました。
sayaにしか撮ることのできないこの美しい画に私と旦那様は惚れ、
作品として形にしてみることを提案しました。
そして彼女は見事、素晴らしい作品の数々を皆様の前に御披露目するに至ったのです。
2階『花フロア』へ向かう道のりにはこの辺りに咲く花や緑を
3階『岳フロア』へ向かう道のりには北アルプスの山並みや美しい姿を
そして4階『宙フロア』には白馬山麓の美しい夜空の数々を…
すべてこの周辺の画にこだわり、彼女からの一言を添えて飾りました。
エレベーターのない当館です。最上階宙フロアは眺めもよく真新しい素敵なお部屋ですが、階段でお部屋まで上がる”大変な時間”をなんとか苦痛でない時間にできないものか。そう常々考えていて
彼女の美しい写真ならきっと、苦痛な時間を「うわ~♪」と微笑む時間に変えてくれるにちがいないと思いました。
ここ小谷村で生まれ育ち、この地を愛する彼女だから生み出せる美しい作品を
ぜひ見てやってください!
本当に素敵な写真ですから♪
まだまだベルグは歩みの途中です。
これからも新しいことへの挑戦を続け、温かい仲間たちと共に成長してまいりたいと思っております。
どうぞ本年も、宜しくお願い申し上げます。
女将