OBバードの結婚式に夫婦でご招待いだだきました♪
彼が初めてベルグに来たのはもう10年近く前。
忘れられないシーンがあります。
バードから届いた履歴書を手にした旦那様が「優、これ見てみ」と笑顔で私に差し出しました。
こんなことは後にも先にもバードだけです♪
クリクリっとしたかわいい目が印象的。金髪にアロハシャツ姿の写真が貼られていました。
まぁ♪正直な子😍
私はそう思いました(笑)こういう子大好き😏と♪
しっかりとした字で丁寧に書かれた履歴書には
「海の家を経営しています」とありました。
備考欄には「金髪ですが必要であれば黒く染めていきます!」ともありました。
旦那様の気にとまったのは金髪でもシャツでもなく、
20代で海の家を経営していることでした。
それほどの青年がなぜうちなんかへアルバイトの応募を?
俄然、興味が湧きました!
赴任の日。
手土産を持って「お世話になります。鳥居と申します。宜しくお願いします」と頭を下げた彼の愛らしい笑顔は、
その一見チャラい風貌を吹き飛ばす爽やかさと凛とした男らしさを醸し出していました。
優しい声でにこやかに語りかける彼に危険さは微塵もなく
こりゃ女の子がついていっちゃうわなぁ~😆とつくづく思ったものです(笑)
彼が怒ったところを私は一度も見たことがない!
気分を害していると感じたことすらない!
とにかくおおらか。
広く気配りができ、偉ぶらず、前に出過ぎず、感情で仕事をしない。
若い子を上手に導き、前へ押し出してやり、
毎日空き時間にはゲレンデへ出て、仕事が終わればそりゃまぁホンっ・・トに、栂池の夜を楽しみ歩き♪
どんなに酔いつぶれても必ず出勤してくる(笑)
あ・・・!
一度バイト部屋まで叩き起こしに行ったことあったっけ♪
感づいて起きてくれるようにとダン!ダン!とわざと足を踏み鳴らして階段を登り入口の戸をサッと開けると
寝ぼけ眼のバードが背筋をピーンと伸ばして布団の上にピシッと座っておりました。
「遅刻。」
一言だけ置いて戸を閉めました(笑)
怖かったろーねー😂
チャラチャラしてそうなのに、仕事はちゃんとする。
西出と合うはずです♪同じ匂いプンプンだもの(笑)
純粋無垢な青年たちの頭を真っピンクに染め替えたのは西出とバードに違いありません😂
だからこそ、この頃の子たちにとってベルグで過ごした時間は楽しく眩しい時代としていつまでも心に残っているのかもしれません♪
そんな彼の人柄と生き方はベルグのみならず、
たくさんの友達に愛され、好かれ、囲まれていることを知りました。
これは彼自身が周りの人を丁寧に愛しているからこそなんだなぁと納得する、
それはそれはとても心暖まる、
そして緊張の欠片も見せずとにかく二人がキラキラと輝く素敵な挙式と披露宴でした。
「33歳までは自由時間と決めています」
20代の頃そう笑っていた彼でしたが、その期限を前に彼は新たな挑戦をします。
ある日「社長にご相談があって・・・」と訪ねてきました。
「実は僕、白馬で商売をしたいと思ってるんです」
白馬山麓にも外国人観光客が一気に増え、活気が出始めた頃でした。彼は「今だ!」と思ったんでしょうね。
どんな店を?そう尋ねるとその名ズバリの
『SAMURAI KEBAB』
寒い雪舞う中、脚立に乗ってペンキを塗ったりあちこち修理したり。
そしてなんとその冬には、本当にエコーランドにケバブ屋さんをオープンしてしまいました!
入れ替わりの激しい飲食業界において、なんとすでに3シーズン!常連さんもたくさん付いて、いつもたくさんのお客様で賑わう素敵なお店を営んでおります♪
その時連れてきてくれた隣で微笑む笑顔がとっても素敵な美人さんが、お嫁ちゃんでございました♪
彼女の力なくしてこのお店は有り得ない!二人で作り上げ、育て続けています。
やはりバードは、女性を見る目もピカイチだったようです😍
バードがもつその行動力、判断力、どんどん広げていく人脈、人なつっこさ、可愛げ、
大した男だとつくづく感じ、その晴れ姿は
眩し過ぎました♪
こんな田舎に暮らす私達中年夫婦のみならず、うちの新GM隼平までも一緒にお招きくださり
しかも旦那様は主賓のご挨拶まで仰せつかりまして😆
「夫婦円満のコツは、とにかく奥さんの話をよく聞いてあげること!」と力を込めたお話には
実感こめられまくりと感じざるを得ず・・吹き出してしまいました😅
ずいぶんと久しぶりに西出にも会えました。
仕事もパパ業もしっかりと頑張っているようで安心いたしました。
みんな、どんどんいい顔になっていきます♪
人のせいにして不平不満ばかり口にしふて腐れた顔をしていたのでは「しっかりしろ!」と背中を叩いてやるしかできませんが
みんなどの息子も前を向いて、笑い飛ばすゆとりを持ってる。
きっといろいろあるはずだけど、
それをちょっと横に置いといて、それはそれとできる余裕がある。
そんな大人としての成長が誇らしく、胸を撫で下ろすような気持ちになりました。
私はよくスタッフに「心は風船と同じだよ」と話します。
風船と同じでパンパンに張りつめていたら新しい空気が入ってきたらもう破裂するしかない。それは、
自分の感情以外何も受け入れることのできない、自分を誇示するだけのお子ちゃま社員。それをしていると、
人は離れていってしまう。
人を受け入れるから、自分も受け入れてもらえる。
ボヨンボヨンと、フワンフワンとしていないとダメよ、と。
仕事も遊びも全力だった息子達が、地に足を着けてしっかり背筋を伸ばし、笑顔で前へ前へと進んでいる背中を見せていただき
さて、私は・・・?と静かに自問させていただいています♪
Jと3人でこのバードの晴れ舞台に出かけることを喜んで「ベルグは大丈夫。いってらっしゃい♪」と送り出してくれたベルグスタッフみんなの成長と想い。
感謝の気持ちでいっぱいになった、東京2日間でした♪
バード♪末永くお幸せにね❤