最後の夜・・・

いつかはこの日が来るとずっと覚悟はしていましたが・・・

 

4ヶ月程前のある夜。

お二人揃って訪れ、とうとう白馬を去るのが現実となる日が決まったことを報告してくれました。

10年近く私たちの傍らにいて変わり行くベルグハウスを共に作り、共に挑戦し続けて来てくれた

清水浩介くん・園子さん夫妻。

出て来る言葉は「今まで本当にありがとう」

そればかりです。

 

浩介くんは社員の中で常に一番強く社長を尊敬しており、それは今日までずっと揺らぐことがありませんでした。

園ちゃんは今いるスタッフの中で一番たくさんの時間を私と一緒に働き、すぐそばで見てきてくれました。

私のお客様への思いやベルグへの思いを一番よくわかってくれている方でした。

あれから4ヶ月・・・

二人が去ったあとを精一杯想像しながらいろんな準備を重ねてきました。

そんな中でも、入社1年目のしのぶの心の成長は

頼もしいかぎりです。

 

浩介くん最後の出勤日は、

仕事が終わる少し前に社長と共にベルグへ出向き

あの報告を受けた夜と同じように二組の夫婦で向きあって

お疲れさまの乾杯と、思い出話を重ねました。

お互い10年という長い時の中で何が変わっただろう、どんな成長しただろう。

いろんな人との、

たくさんの人々との出会いや、別れや、

ベルグで味わったたくさんの出来事を振り返り

今我々の中に残っているのは

それらによって何を学んだかと、自分の中におきた心の変化であることを知り

それが人として成長するということなのだ、と知りました。

今年の元旦、社長からスタッフ全員へのお話は

ダーウィンの言葉でした。

「数多の生物、生き残るものは

最も強いものでも、一番賢いものでもない。

変化できたものだけだ。

ベルグはまだまだ変化し続けるから、みんなしっかり付いてきてほしい。そして、

みんなも変化し続けてほしい」

正に大きな大きな変化がまだまだ嵐のように容赦なくベルグには降りかかってきます。

次々現れます。

意図してやってきたこと、

思いがけない大嵐、

いろんな形で目の前に現れ、都度求められる「変化」は

いつも必ず後々になって「だから必要だったんだ」と納得でき

いつも必ずいい方に向かうための、試練ではなくご褒美だったんだと痛感します。だから。

「ようやくベルグが二人から卒業できるところまで育ったということなんだろうね」

そう穏やかな気持ちで区切りを受け入れることができました。

 

園ちゃんとは職場の関係を越え、

同じ妻として、嫁として、女性として、大人として

いろんな出来事を通して「これはいったい今の私に何を学べってことなんだろうか?」と

時には一緒に泣きながら、時には爆笑しながら、時には怒りをぶちまけながら

たくさんたくさん語り合ってきました。

正しいモラルを持ち、

毅然と胸を張り、

自分に正々堂々と生きること。

これからも大切にしながら生きていきたいね、と語れる友人が持てたことを幸せに思います。。。

いよいよ今夜は、

第二の女将としてベルグを切り盛りしてきてくれた園ちゃん、最後の夜です・・・

中学時代の先生が♪

なんとなんと!

中学2年・3年と担任だった大井先生がご家族と一緒にこの栂池までいらしてくださいました。

中学2年の時点で「将来はナースになる!」とはっきり決めていた私。

「それがいったいどこをどう歩んで今こうなっているのか、まったくわからないんだよなぁ」と笑っておられた先生。・・・そりゃそうですよね😅

ホントに栂池まで来てくださって、

ありがとうございましたー

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お義父さんお義母さんもベルグまでいらしてくださりおしゃべりしてくださいました。

「この子はどんな生徒だったんですか?」

そう、にっこり尋ねるお義母さん。

やっぱ気になりますよね。そこね😅

一番揺れ動く時期でしたからねー。

先生、いったいなんと答えるのか、どれを喋るのかとヒヤヒヤ、いや、ニヤニヤしてましたら

「うん、とても印象に残る子でしたね」

そこかーい!(笑)

 

中学卒業式の朝。

教室に入ると

黒板には席順と同じ配置で、いつのまにか先生が撮影してくださっていた40名を越える生徒一人一人のカメラ目線でない、自然な表情の写真が貼られ

一人一人に宛てた先生からの言葉がありました。

『燃える乙女。でも燃えるものがないとどこか不完全燃焼』

当時の私を的確に現したお言葉。

自分のことは後回しにしてついつい腕捲りしてしまう悪い癖は

この頃からでした😅

大人になるにつれ、そしていまだに更に

その先生のお言葉に納得し、自分を噛み締めておる次第です^^

この春帰郷した際、母が私の小学校から高校までの全ての通知表を出してきて渡してくれました。

昔の先生の言葉って、こんなに重いんだ

こんなに子供のことをしっかり見てくださっていたんだ

どの先生からも、今だからわかる深い思いとプロの目を感じずにはいられませんでした。

卒業して30年も経っているのにこうして教え子を忘れずにいてくださって

有難い限りです❤

これからは、好きな星と写真三昧の日々ですかね♪

sayaの写真をあまりに絶賛してくださったので

sayaと二人で選んだ彼女の作品ポストカードを

彼女の直筆メッセージを添えて送ることにいたします☺

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今度はベルグで、

一期一会の皆様の前で

先生お得意の星空のお話を

ぜひぜひお願いしますね、先生😉

【告知!】ベルグ大同窓会、開催のお知らせ

【これまでベルグでお仕事してくれたみなさまへ】

みなさん、それぞれの地で精一杯頑張っていますか?

ちゃんといい顔、してますか?😊

 

宗さんと優さんは、結婚して15年になりました。

15年・・・

長かったような。あっという間だったような😊

この15年間、みなさんと共に一歩づつ一歩づつ進化を推し進めてきて、ようやく来月で全館リニューアル工事を完了いたします。

完成した姿を真っ先に見ていただくのは

やっぱりこれまで働いてくださったみなさんだと、

強く強く思ってきました。

 

優さんは、もう45歳になりましたよ😅

宗さんも50に手が届きそうになり。

二人とも白髪も増えてきました😊

「お♪始まった始まった~😁」とみんながにんまりしながら眺めていた夫婦喧嘩も、

ほんとにしなくなりました(笑)

志保は中学1年生。吹奏楽部に入りました。

慶門は4年生。パパと同じスキージャンプを始めました。

おとうさんおかあさんもおかわりなく

みんな元気です✨

 

嫁いできて最初のバイトメンバーは、忘れもしない、

中野っち、まちゃこ、西出、なお、ともちん、けんけん、しらこ、ゆかり。鈴木チーフと阿原のおばちゃんと私達夫婦。それだけで

夕食・朝食も、掃除も、ランチ営業も、除雪も、レンタルもぜ~んぶ。朝から晩まで常にみんな一緒に働きました。

働いて働いて働いて、滑って、飲んで、また働いて😊

この出会いを皮切りに

今日まで、延べ100名を越えるアルバイトちゃん達との出会いがありました。

学生さん、フリーターさん、子育て中のママさん、派遣さん、日本語を学ぶ海外の学生さん、

いろんな方々が私たちと共に汗してくださいました。

今日のベルグがあるのは、こうしたみなさんがいてくださったおかげです。

宗さんと優さんは、ぜひみなさんに直接お礼が言いたい♪

そして、これを機に

優さんは女将を引退することを決意いたしました。

今のベルグはみんなほんとに仲良しで、プロ意識も高く、特に接客が素晴らしいチームに育ちました。

この自慢のチームだからこそ、今だと。

これまで10年に渡り私達の傍にいてベルグを一緒に見つめ育ててきてくれた隼平に、

優さんの大事な大事な自慢のこのチームのリーダーを、お任せすることにいたしました。

Jの門出をみんなで。Jを知ってるみんなで。

せっかくのこの機会に、ぜひプレッシャーかけまくってやってくんないかな~(笑)

優さんは彼を男にしてやんなきゃと常々思っています😉

 

優さんの人生、もう半分終わってしまったのよ

天職だと信じていたナースの職を捨て、ただただベルグ再建のために必死に生きてきました。

1人でいろんな想いを抱え必死に立ち向かう宗さんを

「あたしが支えなきゃこの人は折れてしまう」なんて

超身の程知らずな勝手な勘違いから始まったこの人生(笑)

子供たちが初めて歩いた日も知りません。気がついたらトコトコ歩いてた…

でもね、

おかげで人としてのとてつもない大きな学びと

たくさんの人とのご縁というご褒美をいただきました。

毎年毎年夏と冬に入れ替わり立ち替わり来てくれるアルバイトのみんなとの出会いは、

だんだん楽しみになりました。

年数が経つと地元の方々のパートさんもだんだん迎えられるようになりました。

そんな、たくさんの方との出会いや関わりの中で

夫婦とは、親子とは、家族とは、

働くとは、優しさとは、サービスとは、

たくさんたくさんいろんなことを学びました。

これを生かしながら、

残りの人生、夫婦でもう少しゆっくりと歩みたいものだなぁと思っています。

人としても経営者としても未熟な頃に働いていただいた方には、直接お詫びも言いたいの😄

だからOB&OGのみなさん、

どんなに短い期間でも、ベルグでお仕事してくれた方ならどなたでもかまいません✨

あなたが繋がってるベルグ仲間にどんどん遠慮なく伝えてください😊

懐かしいお顔を優さんにぜひ見せていただきたい、

1人でも多くの方と言葉を交わしたい、

そう思っています。

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7月1日(土)、ホテルグリーンプラザ白馬にて

開演17:00

送迎バスが出ます。宿泊の方はぜひベルグで😊

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来れない方もぜひ動画でメッセージをお寄せいただきたいし、ちょっと人には見せられない懐かしい思い出写真もみんなから大募集してアルバムDVDを作りみんなで見たいなぁと思っています。

詳しくはまたベルグから発信いたします😉

懐かしい顔がたくさん集まってくれることを祈っています❤

どうか1人でも多くの方に足をお運びいただいて、

思い出話を一緒にしましょー♪

みんなの笑顔に会えることが「あぁ、やってきてよったな~」という人生の区切りになる唯一の力です。

どうか初夏の美しい栂池へ、

ぜひぜひお越しくださいね🎵

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まだまだ知らない小谷村の魅力がいっぱいでした♪

小谷村商工会女性部の村内視察ツアーにお誘いいただき、初めて参加させていただきました♪

小谷村はその昔『北小谷村』『中土村』『南小谷村』とあり、昭和33年の三村合併により現在の『小谷村』になりました。栂池は南になります。

南北に長~い広い広い村ですが、その2/3を森林が占めるそうで、小さな集落がいくつもあります。

今日はその中の『中土地区』へ♪

小谷村に住んでいても北小谷や中土方面にはなかなか出かける機会がありません。

今回は小谷村の魅力をあらためて再発見する1日となりました♪

 

最初に訪れたのは石原にある『白山社大杉』

長野県天然記念物に指定されている杉です。

人が何人も手を繋いで1周巻けるほどのこの巨木は

幹の中央がザックリ空洞になっており

中は一面真っ黒に焼け焦げた跡が。

それでも、

どっしり生きていました!

巨木に近づくだけで、そのパワーに包まれるような不思議な感覚と、

澄んだ空気が肺の隅々にまで染み渡るようでした♪

 

続いて『中谷大宮諏訪神社』と『神宮寺』へ。

その昔ここが中心的で大切な場所であったことを地域支援専門員さんの説明を聞き知ることができました。

神宮寺にはすでに誰も住まなくなり消滅してしまった地区から移築された大きな石碑があり、今も大切に守られていることをご住職からのお話で知ることができました。

2016年の神城断層地震の際に最も大きな被害を受けたのはこの地区です。

諏訪神社にも神宮寺にも、まだあちこちに生々しい地震の爪痕が。。。

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しかしながら、地区のあちこちで修復工事が今も実施されており

小谷村の底力を見た気がしました。

住民の大切なお宮の鳥居は鉄製のガッチリしたものに作り替えられ、

崩れた山肌もあちこちネットがはられていました。

復興住宅も大変立派なものでした。豪雪地帯であることや先祖代々暮らしてきた方々の日々をよく考えてのことなのでしょう、玄関横には倉庫が備え付けられていました。漬物や味噌なども保存できるそうで、きっと今までの蔵の役目を担う大切な空間なのでしょうね。

雪国のガレージですから雪が吹き込まないようシャッターも付き、道に面して設置されていることで車が道に出るまでの除雪に苦労することもなさそうです。

「暮らし」をちゃんと想像しながら建てられた建物だと、しっかり伝わってきました。

被災された皆様が安心して住み慣れた地域でお暮らしいただけることを、心から願います。

 

そしてそして。

なんといっても、小谷村といえばやはり『古民家』でしょう♪

6月にオープンした『十三月』というカフェでランチをいただきました。

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本格的なカレーと珈琲にこだわった、素敵なお店でした。

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デザートには葛餅が❤

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広い土間、囲炉裏、奥へ広く続く畳の間・・・

子供の頃訪ねたばあちゃん家を思い出すような懐かしさと、オーナーさんのセンスが醸し出す新しさとの融合

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それが心地いいのでしょうか・・・✨

 

またふらりと伺いたい。。。

そんな中土のあちらこちらでした😊

 

女性部の先輩方といろんなお話をするだけでも勉強になること、いっぱい⤴

これからはもっともっと外に出て、もっともっと学びたい!そう素直に、そして強く思いました。

それも女将の大切な役割だと気づく、

そんな1日でした😊

小谷村、やっぱり最高です!

ぜひこの澄んだ空気、澄んだ空、輝る緑、続く歴史。。。あたたかい人々が暮らすこの小谷村へいらしてみてください♪

きっと心も体も、充電満タンにできますよ💕

 

何年ぶり⁉夫婦でおもてなし♪

昨夜はたまたまスタッフのお休みが重なりまして、我々夫婦二人だけでチェックインからお夕食までの夕勤をすることになりました♪

二人だけでお客様をお迎えするのは何年ぶりだろう⁉スタッフが一人もいなかった新婚時代以来だろうか♪

気がつけば、なんだかワクワクしてました。

1時間ほどで盛り付けやら段取りも終え、ほっとした頃、子供たちが「今日はパパとママのお手伝いするー!」と張り切って帰って来ました。

「ならば二人にはドリンク係を命じよう!」

「は~い♪」

飲み物の注文を受けたら弟はグラスに氷を、お姉ちゃんはそこにジュースをたっぷり注ぎストローを。役割分担しつつも助け合ってやるんだよ♪

二人はラウンジのバーカウンターの中に入り、インカムも付けて準備万端。

お姉ちゃんは手際よくグラスを洗い、

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弟はデザートに飾るバニラクリームをせっせと作ります。

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「お水ひとつ、いい?」

「はい!」

「りんごジュースひとつです」

「はい!」

おー。家では聞いたことのない素晴らしいお返事♪

「お部屋でテレビでも見てなさい」そう言った方が作業はしやすいのかもしれません。でも「一緒に手伝いたいんだー!」って気持ちをしっかり受け止めてやりたく。

一番安全で二人でいてくれる場所を選びました(笑)

そりゃそりゃ何しろわたくし達も久方ぶりなんで「あれどこだっけ?」「あれってなんだい?」「えっと・・何しに来たんだっけ?」「なんだろね」とお互いうろつく場面もあり、年をとったもんだなぁと実感しつつ。。。

しかし!そこはベテラン(のはずの)女将とオーナーですから(笑)

後片付けは後回し。とにかくお客様とおしゃべりを交わし、笑顔を投げ合いながらの時間を心がけました。いつもスタッフのみんなが当たり前のようにしてくれている流れるようなサービスのできとは明らかに違うあたふた感を、一所懸命な気持ちでカバー。

あっという間に時は過ぎていきました。

そうだね、この親子4人だけでお客様をお迎えしたのは初めてのことだね。

昔は気にならなかった床の段差がだんだんきつく感じてきたり、トレンチってこんなに重かったっけ?と感じたり。

瓶ビールの注文を受けて生ビールつくっちゃって「あ、違う…」とか(笑)

そしてそして。

今夜はなんとサプライズケーキをお出しするお客様が!

さぁ、いよいよお出しする時間が♪

娘と息子を従えて、ケーキに蝋燭を灯し、パパが小さい声で「せーの!」と音楽を止め電気を消して親子でレストランで大合唱♪

「ハッピーバースデー、トゥー、ユー♪」

歌いながらテーブルに向かいまして。

他のお客様も「おーっ♪」と見守ってくださり、年配のご夫婦様のテーブルへ向かいケーキを差し出すと

奥様、キョトン。かなりキョトン。

ん???あれ・・・?

すると隣のテーブルの優しそうな若い彼が

「それ、たぶん・・・こっちです(笑)」

・・・え、え、えーーーっ⁉

やってしまいました、女将!大失態!

「や、や、やだー💧ごめんなさい!」

どちらのテーブルにも平謝り。

お客様、みーんな大爆笑!いや、失笑?

「大丈夫、大丈夫♪おかあさん大丈夫だから」

そう笑ってくださる彼の向かいに座る彼女さんは「えー!びっくりー」と言いながら、目には涙がキラキラ✴

「では、みんなでもう一度!せーの♪」

ハッピーバースデー、トゥー、ユー♪

手拍子いっぱいの中かわいらしい彼女さんは「ふぅー」と蝋燭の火を消してくれました。

女将歴14年、こんな大失態は初でございます。。。

しかしながら皆様もそして何よりサプライズを企画されたご本人様が本当に温かくて有難かったです。怒鳴られても仕方ないミスでした💧

食後のデザートの際にラウンジにお越しくださった素敵なカップル様。

いや本当に申し訳ない、情けない限りと平謝りの私に、優しい笑顔をくださいました。

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スタッフに話したら笑われてしまうゎなぁ💧

いや、叱られるだろうか(笑)

ベルグのみんなの接客は本当にレベルが高く長い間に渡って高評価をいただいておりますのに、

女将が足引っ張ってどうするだー!

 

でもでも。

久方ぶりに現場で動き回って、かなり楽しかったです♪

仕事ってのはやらなければならないことは決まっていて、ルールに従いそれさえきちんとこなせば確かに仕事としてはいいわけです。

創造とか管理とかとはまったく質が違うものであり、現場ってのは体はきついが「楽(らく)」つまりは「楽(たの)しい」んだなぁと、改めて感じました。

仕事ってきついもんなんだよね。そうじゃないとダメなんだし。

だって、人間は「楽」を求める生き物だから。

余計なことはしない方がいい。

そんな空気が蔓延する職場にいると、絶対に上昇ってない。上昇しようとしたもんなら

「おい、余計なことするなよ」

そこには必ず「こっちまで頑張らなきゃならなくなるじゃないか」という裏メッセージがある。

そんなつまらないこと、あります?

それは「楽」が違いますよね。「楽」ではなく「手抜き」です。

久方ぶりに現場に入ってみて、あちこちに「楽」を求めるスタッフ達の工夫を見つけました。それは決して「手抜き」ではなく、よりスムーズにとか、より快適にとかを求めようとしている工夫。

今は夏休み前でアルバイトさんもまだ来ない時期。毎日をカツカツの人数で一人何役もこなしながら、スタッフ達は毎日仕事に向かっています。きついと思います。思いますができることをするしかない。私達が1勤務帯を請け負ったのもそのひとつにすぎません。

大きなホテルでは役割分担がはっきりしています。フロントはフロント、キッチンはキッチン、ホールはホール、自分の持ち場だけでいい。しかしながらこういう小さな宿ではみんながどこのことも知り、でき、お互い手と声を出し合い助け合いながらのクロスファンクションでないと回りません。「できるようにならなきゃダメ」と言いながら、なんと高度なことに向かわせているのか、なんとスタッフ達はみんなちゃんと実践してくれているのかといつも思っています。

しかしそういった厳しい環境下にありながら、一度だって食事が間に合わなかったとか、お風呂が沸いてなかったとか、従業員が無愛想で気分が悪かったとかいうお客様の声を聞いたことはありません。

中年夫婦二人、あの流れるようなサービスの提供はやはり日々の鍛錬の賜物だとも痛感。ポッと出て来てサッとやって自分が満足できるほどサービスは甘くないですね!

あいにくの雨で星空ツアーには行けませんでしたが、その分長く多くの方とラウンジで楽しくお話させていただきました。

するとその間に、姉弟二人は自分に何ができるか、何をしたらいいか考えたのでしょう。自ら並んで洗い場に立ち、下げられた食器をせっせと洗っておりました!

ほー。家では「はい、食べた茶碗運んで」「はい、洗って」と言わないと動かないのに。

人というのは気持ちが突き動かすものなんですね♪

20時に浩介くんが来てくれたときの安心感たら(笑)洗い場は更に加速して進み、21時にはキッチンホールの仕事を無事終えることができました。フロント仕事は彼にバトンタッチして、さあ、ご飯食べよう!

「二人とも今日は本当にありがとう♪」と栂池サイダーで乾杯し、親子4人清々しい気持ちで遅い夕食をとることができました。

 

しかしなぜだ、

今あたしはかなり腰が痛い(笑)

ちょっと前まではもっと部屋数も多く、1日のお客様はもっとたくさんだったから、もっともっと汗かいて動いてたけど・・・腰はこんなに痛くならなかったさ💧

 

帰り道、娘がぽそっと言いました。

「テーブル番号って、大事だね」

そうなのよ!すごい!絶対忘れないよねー

親のフリ見て我がフリ治せ、よ♪君たち!

 

夏休みにはまた新しいバイトちゃんたちがきます。

今年はどんな伝説を残してくれるだろう?

なかなか女将以上にやらかす者が出てこないのはいいのか、悪いのか(笑)

大変勉強になる一夜でございました(^^)v

優しく見守ってくださったお客様方、本当にありがとうございました。

これに懲りず、次回はサービスのベテランスタッフ達がお待ちしておりますので、是非またこの栂池へお越しくださいませ(⌒0⌒)/~~

久しぶりの故郷♪

週末中学の同窓会に参加するため、久しぶりに故郷へ帰って参りました♪

あったかい。。。いや、暑い。。。

雪がない。。。

栂池ではこれから桜が咲き始めるというに、実家近くの桜並木はすでに散り尽くし、花は何もない。。。(笑)

『みなさーん!栂池はまだスキー滑ってますよー♪』

 

学生時代の級友と会いたくさんたくさんおしゃべりし、すでに気分はすっかり10代の私(笑)

やっぱ刺激になりますゎー!

いよいよ明日は卒後30周年の同窓会♪

しばし女将もママも妻も忘れ、痛む体もなんのその♪

あの頃のキラキラ・イキイキなあたしが、

家族もスタッフも小谷村の誰も知らないこのあたくしが、

ダースベーターの音楽にのって

「復活!」

と、地の底から登場するでしょう・・・ふ、ふ、ふ・・・♪

前回はベルグが忙しくて欠席するしかなく。

今回の出席を知らせるとすぐに幹事から

「お手柔らかに😁✌」と✉が。

ん⁉

なーんだー、みんなあたしを待っておるのだな🎵・・・ポジティブ、ポジティブ(笑)

久しぶりだよねー!楽しみー♪

気をつけて帰ってこーい

いつ来るのー?

もう着いたー?

・・・やっと慣れてきたあたしのスマホには、たくさんたくさんトモダチの声が。

あぁ、あたしはここで育ったんだなぁ、って

しみじみ😊

楽しんできてね❤と気持ちよく送り出してくれた家族に感謝しつつ

さぁ、おばQのようにパックしますかぁ😊

 

級友たちから吸い取りまくってエネルギーいっぱい貯めて、

いっぱいいっぱい元気になって、

また栂池へ帰りまーす♪ヽ(´▽`)/

伝説の西出さん参上!・・・丸っ♪

週末、OB&OGがまた可愛い子供ちゃんを連れて、ベルグを訪れてくれました♪

私にとってはつきあいも一番長く、そして今までで一番たくさん私を助けてくれたMr.西出でございます♪

奥さまもベルグOGのまきちゃん♪二人はここで出会い、夫婦となりました❤

私達夫婦の歴史を語る上で、彼はなくてはならない存在なのでございます☆

いろんな意味で😁✌

 

私が嫁いで来た年の冬にアルバイトに来たのが最初でした。つまり私と同期です♪

ベルグの変遷をずっと私達の側で見てきてくれました。

14年前の初対面のときのことは今でもはっきり覚えています。

ちょうど夕食中、レストランもキッチンも戦場のように忙しい最中、彼は一人やってきました。頭に雪を積もらせたまま玄関に立つ彼に「挨拶はあとでいいから!すぐ厨房入ってくれるか」「はい!」って・・・そのままエプロンをつけていきなり洗い場へ(笑)

その仕事の早いこと!一段落するまでの数時間、彼は慣れた手つきでさりげなく黙々と洗い物をしてくれました。

仕事が全部終わってからみんな揃って晩ご飯のとき「あ!今日からのバイトの西出くんだよね!ごめんね~いきなり働かせて(笑)」と。そんな挨拶で始まったのでした。

当時の忙しさは今の比になりません!猫の手も借りたい、誰もが汗だくでまるでピーク時の居酒屋の厨房、運動部の練習中のように「おい、あれ持ってこい!」「はい!」「これ○番へ出して!」「はい!」みたいな毎日でした。

今の時代にこんなことしたら、翌朝には荷物まとめていなくなってるか、ブラック企業だ!と言われ「お話があります」と呼び出され、聞いてないとか話が違うとか言われるか、どちらかでしょうね😅

彼は私達が今人を必要としているという空気を読んでくれた、そして「いいっスよ!」と気持ちよく力を出してくれた。だから最初から「ありがとう」の関係が生まれた。

その人との関係性を作っているのは、間違いなく自分ですからね。相手ではない。

当時はフワフワのパーマをかけちょっと茶髪で、ほっそりしていて目がパッチリして、そりゃまぁ可愛いらしい青年でした(笑)

それからほぼ毎年のように来てくれました。

どうしても人手が足りなくて「西出たすけて~💧」と泣きつくと大阪からすっ飛んできてくれることが何回あったかしれません。

働いて、滑って、働いて、飲んで。

また朝から働いて、滑って、働いて、飲む(笑)

一時は男しか集まらず、近所では「ベルグはイケメンばかり、優ちゃんの趣味で採用するらしい」と噂されたほど(笑)

あたしがイケメンだと思う男はそう簡単におりませんがね~😅

彼の先読み力を越える人間を、未だ見たことがありません。一番手薄になっているところへサッとフォローに入り、決して気分を人にぶつけることなく、いつも後ろから全体を見ている。

決して目立たないようにしている心配りはピカイチでした♪誰にもわからなくても、優さんは知ってたよ~♪

上から目線で頭ごなしに言うことはなく「これはもっとこうした方が早いでー」とか。「俺それやるからこれやってくれるかー」とさりげなく適材適所に人をバラけるとか。

実はこれ、できそうでできない高い能力なんです。

酒席にはいつも必ずいて軽快なしゃべりでいつも笑かしてくれました♪

でもじつは彼、酒が飲めなくて(笑)いつも私の心のオアシス“居酒屋たんぽぽ”ではヨーグルト酎ハイ一杯だけしか飲めませんでした(笑)

最初はなんか軽そうでチャラチャラしてるように見せといて、一緒に働いてみたらそのさりげなく広く深い心、実は一番仕事ができる男だというそのギャップにやられる女子は

・・・幾人もおりました。あ、言っちゃった(笑)

妻となったまきちゃんは学生最後の冬にバイトに来ました。その頃もう彼はベルグ最初の正社員としてこちらに定住し、私達の大きな力になってくれていました。

このまきちゃんがまたかなり仕事ができる女子でして。控えめでクールな印象でしたが笑うとその笑顔がなんとも可愛く、口数少なく手は早く、頭の回転も早く。

「ほー、西出さん。そこに落ち着きましたか♪」と、やっぱりさすがやなと思いましたね~(笑)

彼は商売屋の息子ですからうちの社長のことも、嫁の私や商売屋に生まれた子供たちのことも、みんなわかってくれていて

1度だけ「いやいやいや、優さんが頑張ってるの見てるから来てるだけですよー」と言ってくれたことがありました。

ベルグを辞め、彼女が住む町に越して結婚し、サービス業からは足を洗って全く違う道で立派な会社員をされています。全く知らない土地に飛び込むのは勇気もいったでしょうが、今では大勢の方から大変可愛がられているようです。

体も立派になってしまい(笑)

まぁま~るくなってしまいました!

とにかく働いて、滑る!そして夜な夜な栂池を楽しみまくってたキラキラ、いや、ギラギラした彼の面影は・・・抹殺されました(笑)

 

結婚後も毎年冬には夫婦で栂池に滑りに来ては手土産持って寄ってくれ、二人してサラッと洗い場を手伝ってくれたり、私の話し相手になってくれたり。相変わらずカユイところに手が届く彼を、歓迎しない人はいませんでした♪

 

二人のいいとこ取りの可愛い娘ちゃん♪

そして娘を見つめる西出の目は、すっかり「パパ」😊

「優さんに抱いてもらえ♪」私の腕の中に大事な娘ちゃんを預けてくれました。

西出の子供を抱ける日が来るとはね・・・

思わず目頭が熱くなりました。

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不平不満を抱えるのが人間の常です。

ですが、そちらにフォーカスするよりも小さな「有りがたい」にちゃんと気づくことこそが

幸せを見いだす方法ですね。

自分の今は全部自分が作っている。

私も

背伸びせず、無理な色目を使わず、

今の私が一番心地よく、一番いい顔で生きられることを、一番大切に

「自分を大切にしない者が人を大切になどできない」それは「自分さえよければいい」とは全く意味が違うんだということを手放すことなく生きていきたい。

図らずも今年は大勢の卒業生達と会う機会を持たせていただき、みんなが厳しい社会の中でしっかり自分の足で歩んでいることを感じ、

私自身のこれまでの人生をゆっくり振り返ることができました。

旦那様についてこの栂池で、文字どおりがむしゃらに必死に生きてきたこと、

今、心から誇りに思っています。感謝しています。

流した涙の何倍も何十倍もの宝物をいただきました。たくさんの人との出会い、別れ、教え、学び・・・

人間ってなんなんだ!って、膝を抱えて動けなくなるときもありました。今もまだ時折真っ暗なトンネルに入り込み、立ち止まるときがあります。でも、

必ず出口の光が遠くに見え、その小さな点が見つかりさえすればそこへ向かえばいいんだとまた立ち上がり歩みを進めることができる。

あそこに出口の光が見えるじゃないかと肩を叩いてくれる旦那様や友人、必ず誰かが私のそばにいてくれていることのありがたさも

改めて感じている今日このごろです。

日々流れるように生きているだけの日常だったら決して手にすることはないものばかりでした。そして今もいただき続けています。

 

昨夜テレビでムヒカ大統領の講演する姿を見ました。

「若い諸君、君たちには二つの選択肢がある。

生まれたから生きるという道、

そして、

自分の人生を自分で操縦するという道」

流れに乗ってプカプカ浮いていくだけの人生よりも

右も左も前も後ろもわからない道を、自分の意思でこちらへ行ってみよう、少し方角を変えてみよう、引き返してみよう、いろんなことを考えながら前へ前へと進んでいく方を

私は選びたい。

今向かう方角や運転の方法は変わっても、

目指すゴールは変わらない、ただひとつなのだということ、

そして今の今まで私達夫婦は、そこだけは見失うことなく、真っ直ぐぶれずに突き進んできているのだということに

誇りをもって。

 

西出くん、がんばれよ(o^-‘)b !

優さんも、がんばるよ♪

姉弟、二人旅♪

いよいよ春休みも終わりが見えてきましたね。

今日は土曜日。例年よりも早い雪解けではありますがベルグを訪れてくださるお客様がまだまだ続いてありますこと、本当にありがたく思っております。

 

今日は我が家の子供たち、二人だけで特急に乗りまして、じいちゃんばあちゃんが待つ私の故郷へと向かいました。

姉弟二人旅です♪

今年も家族旅行には行けませんでしたが、二人にはこれがワクワクの旅♪

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リュックにはおやつや水筒、車内で読む本や着替えに加え、息子はどうしてもじいちゃんばあちゃんに見せたいトロフィーも忍ばせて。

 

さあ!新年度も始まりました。

一人きりになれるこの貴重な時間を使い、

私はあれもこれもパンパンに詰め込まれた頭と心をこの時を使ってひとつひとつ整理し

また自分の力で立ち上がり

明日から一歩一歩前へ進んでいかなければ。

 

小谷を出れば、周りはすっかり春ですね♪

 

新年度、ベルグも私自身も、

これまでよりもまた一段高く階段を上がり、まだまだ進化を続けて参ろうと

静かな闘志の灯を、心に点す次第です♪