休館のお知らせ

【お知らせ】

最上階「風フロア」客室改装工事に伴い、今月いっぱい休館とさせていただいております。

昔の面影を残したベルグ最後の客室4階風フロア。

トイレのみならず洗面までも共有で6畳の狭い和室が3つ、洋室が3つ、計6室あるフロアでしたが、お隣同志の和室と洋室2室をつないで倍の広さとし

全室バストイレ付きタイプ和洋室が3室となって新たに誕生いたします。

和室が一段高い構造になっているのを生かし、堺に階段がついたメゾネット風のお部屋となります♪

新生ベルグ誕生に向け、地下大浴場改装と露天風呂新設を皮切りに一歩づつ歩み進めて14年。いよいよ改装工事も大詰めを迎えるに至りました。

1階、2階、3階と終えこの度4階と玄関周り、次回最後に元に戻って地下1階大浴場フロアをもって一通りの大がかりな改装工事が終わりを迎えます。

ベルグが建ってもうじき40年。

先代から引き継いだこの建物を大事に守り、古さを生かしながら更に育てていくのが二代目の役目、50歳になるまでになんとかコツコツとと思って今日まで参りました。

ますますお客様にお喜びいただけるベルグとなりますよう、ハードのみならずソフトも成長し続けて参るよう決意を新たにいたしております。

どうぞ楽しみにお待ち下さい!

 

宿泊開始は6月からと予定しております。

夏の予約はすでにインターネットで開始しております。

元々30室あったお部屋がこれで全18室となりますので、繁忙期はあっという間に満館となってしまいます。ご予約はどうぞお早めにお願い申し上げます。

 

冬の間ずっと忙しかった分スタッフ一同ここでゆったり時間を過ごし、英気を養っていただきます♪

大好きな山へ向かったり、夫婦で旅行に出かけたり、恋人や家族との時間を楽しんだり、

普段できないこと、したくてもできなかったことに存分に時間を費やせることに感謝しそれを楽しんだら

必ずや心と体の栄養になりいい顔の私がまた集まれるはず。

またひとつ新しくなるベルグを私達自身も楽しみに待ちたいと思います☺

春、別れのとき。

12月からベルグの仲間となりがんばってきてくれた宮ちゃんが、期間満了に伴い、今日ベルグを旅立っていきます。

春は別れのとき・・・

 

毎年のことですが。。。

見える景色もすべて変わり、白銀の世界の日々がまるで夢だったかのように、静かな栂池へ、そして静かなベルグへと移り変わっていきます。

 

物腰柔らかで、心も柔らかで。

いつも優しい笑顔を絶やさない宮ちゃん。素敵な青年でした。

一時はこのままベルグにいてくれるのかな?という彼の気持ちを感じていましたが、やはりこれだけ素敵な彼です。任期満了目前になって、以前から入っていた山小屋さんから大役を任されるお話がきて、彼は本気で真剣に考え、真摯に自分で答えを出してくれました。

それだけでも…私にとっては「働く」という大事な場所として一時でも大好きな小屋とベルグでの新しい道どちらをとるかと真剣に考えてくれたこと自体が、なんと有り難いことかと思っています。

何より私が感銘を受けたのは、彼の文章♪

彼の人柄そのものが溢れるその文面には引き込まれる世界があり、いつのまにか私自身も宮ちゃんのブログを楽しみに待つようになっていました。

「女将さん・・・」答えを決めたとき彼は語ってくれました。

どうか誤解しないで頂きたいのは、ベルグは大変魅力的でとても創造性豊かな職場だということ。もちろん僕は小屋にも同じ思いはあるけれど、ベルグはちょっと他とは比べられないような素晴らしさを持っている職場だと、働いていてひしひしと感じました。世の中にきっちりとした企業は数あれど、これだけ温かい言葉をかけ合えるところはなかなかないだろうと思いました。

そう語ってくれました。

14年前から始まったベルグ大革命は、まだまだゴールではありません。小さな変化、大きな改革、いくつもいくつも、ひとつづつ重ねてきました。大きく変わるときはいつも激震が走ります。これまでも何度も何度もその激震を乗り越えてきました。

今年は特に大きくまた一段登る時。

これは、これまで積み重ねてきたものがしっかり熟したおかげ。間違っていなかったのだと確信できるからこそ、よし更に!と登る勇気を持てたのであり、

私達のような未熟者の二代目オーナー夫婦と共にこれまでいろんな季節を共に歩んでくれた大勢のスタッフ全員の力で、ようやくここに漕ぎ着けています。

特にここ数年主力になって助けてくれたのは、私より少し若い世代のパート女性陣です。

本来社員が背負うような役割まで背負わせてきたにも関わらず、それを「負担」ではなく「喜び」としてくれている気持ちを度々聞かせてくれました。

「社長が“ねぇねぇ、これどう思う?”とか聞いてくださるのがうれしい」「私達みたいなパートの意見でも“それいいじゃん、やってみるか”と聞き入れてくれるのは、やっぱり励みですよ」そう微笑んでくれる若いママ達の思いに応えるのは、彼女らが働き続けられる環境を作ることだけだと思ってきました。だからこそ、誰かが抜ける穴はどこでもすべて、私一人で拾って拾って必ずこなしてきました。

それが「家業」です。

奥さんが走り回り、大変そうな奥さんを助けてあげたいと手伝ってくださる方々に力を借り、お礼を払って成り立つ宿。

それが「民宿」です。

そこから卒業し、主力となってチームを引っ張ってくれるのは一人で体をはる奥さんではなく、責任と役割を担う社員達であり、ベテランパートさんは彼らを押し上げ、これまでどおり、みんながより高みを目指していきいき働ける職場にしたい。1日も早くそこへ行き着きたい。そう思ってきました。

ようやくここまで来れた…

とはいえ、まだまだ途中の一段です。。。

この一段を登るのは並大抵ではありません。今までの道とはまた変わる。その先に何があるのか、何が待っているのか。不安や恐怖や、いろんな感情が波立ちます。

そんなとき、宮ちゃんは私に静かに言ってくれました。

「女将さん、いろんな意見や考えがあるというのはむしろ健全なことです。何か食い違いや誤解があれば、冷静に話し合うことで、むしろお互いに前進できるのでは?・・・ま、言うのは簡単ですがね(笑)」

女将さんがんばって♪と背中を擦ってもらったような、肩に上着をかけてもらったような、そんな思いになりました。

昨夜は宮ちゃん栂池最後の夜でしたので共に夕食を。がっつりお肉を頬張りながら、彼とたくさんのお話をいたしました。

最後はしっかり握手をし、お別れです。

握手って、誰とでもできるものではありませんよね。

お互いに気持ちがなければ、手を差し出し合うことはできないのです。

「しっかり山のお仕事がんばって!また新しいベルグを見に来てね」

「お世話になりました!ありがとうございました」

お互いがありがとうを表す手段として自然と差し出し合い交わされる握手は気持ちのいいものです。

宮ちゃん、たくさん力を出してくれてありがとう。

たくさんの学びをありがとう。

たくさんの思いやりをありがとう。

 

別れは、出会いの始まりでもあります。

また新しい出会いを楽しみに♪そんな前向きな気持ちでいられるのは、出会って別れる度にお互いが成長し、そこにちゃんと意味があることを知っているからかもしれません。

 

また新しい出会いを楽しみに♪・・・うん!

ありがとう宮ちゃん(*^ー^)ノ♪

一期一会

今日は1日、素晴らしいお天気に恵まれました♪

リュックを背負って帽子をかぶりトレッキングシューズを履いた方々が朝から大勢あちらこちらを歩いておられました。

塩の道祭りのゴールは栂池です。大駐車場では太鼓が鳴り響き出店も出て、今日ばかりは賑やかな栂池が戻ってきました♪

午後2時過ぎ頃でしたかね・・・

ふと駐車場に目をやると、山を眺めながら地べたに腰を下ろして黙々と絵を描いていらっしゃる年配の男性がいらっしゃいました。

目の前には例年より早く花開いた水仙が1列に並び、

その向こうには草原となった広い広いゲレンデ、

その上には残雪光る山々がどーんと、雲に隠れることなく聳え立っています。

お傍にいってみました。

「お寒くないですか?」

そうお声をかけさせていただくと、こちらを振り返り、優しい笑顔を見せてくださいました。

なんでも塩の道を歩き、思いの外早く着いてしまったので、だったらまだ時間があるから絵を描こうとポイントを探して通りを登っていらしたのだそうです。なんと御歳80になられるといいます。

「私は白馬の山々を眺めるのが好きでね。眺望の里からみた山と、青鬼地区からみた山と、大出の吊り橋からみた山とではみんな全然違うんですよね。この栂池からもまた素晴らしいよねぇ」とお話しくださいました。

スケッチブックには同じアングルで4枚も!

なんとも優しいタッチで描かれたその景色は、普段見慣れたこの風景よりも美しく見えました。

「年寄りのヘタクソな趣味ですよ」と笑ってまた筆を動かすそのお姿は、その美しい絵の何倍も美しかったです♪

束の間の、心洗われる時間でした。。。

明日は塩の道祭りです♪

いよいよ山菜も顔を出し始め、春の訪れをひしひしと感じます♪

明日からは塩の道祭りが始まりますよー☆

3日小谷村、4日白馬村、5日大町市と3日間に渡って催されます。

塩の道とは、信州松本から越後の糸魚川までを結ぶ動脈として、塩や麻など海陸の物資が牛馬とボッカによって運ばれた大切な大切な道のことのです。

中でも千国街道は安曇野の豊かな田園地帯を貫き、仁科三湖を巡り、北アルプスを仰ぎ、渓谷に沿うなど、稀にみる美しい光景を辿る街道ですが、豪雪地帯である上に険路が多く、昔は難渋極めたに違いないことが想像できますね。

小谷村は「千国越えコース」という歩行距離およそ9kmの道のりを歩きます。

石仏や史跡も多く、往時の面影を色濃く残すコースと言われています。昔のままの石畳、自然の道を歩み進みます。

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道中では地元のおもてなしをあちらこちらで楽しむことができます。婦人会ではみんな我が家の味をたくさん持ち寄って、昔の道を辿る旅人達をかあさん達が愛しく見守ってくれますよ♪

昔ながらの菅笠を被り、飛脚や町娘の衣装に身を包んでる方もたくさんいて、とても楽しい塩の道祭り♪

地元の子供たちは「塩の道遠足」という卒業までかけて塩の道を巡る遠足があるのですが、それと祭りは別物のようでして。。。

我が家の姉弟も明日はお友達と一緒に歩く予定です♪

ベルグにも明日塩の道祭り参加のためにご宿泊されているお客様や、参加後にお泊まりになる方もいらっしゃいます。

遠い昔に思いを馳せ、アスファルトではない自然道を踏みしめて歩くのも、素敵な非日常ですね♪

いいお天気になりますよーにp(^-^)q

伝説の西出さん参上!・・・丸っ♪

週末、OB&OGがまた可愛い子供ちゃんを連れて、ベルグを訪れてくれました♪

私にとってはつきあいも一番長く、そして今までで一番たくさん私を助けてくれたMr.西出でございます♪

奥さまもベルグOGのまきちゃん♪二人はここで出会い、夫婦となりました❤

私達夫婦の歴史を語る上で、彼はなくてはならない存在なのでございます☆

いろんな意味で😁✌

 

私が嫁いで来た年の冬にアルバイトに来たのが最初でした。つまり私と同期です♪

ベルグの変遷をずっと私達の側で見てきてくれました。

14年前の初対面のときのことは今でもはっきり覚えています。

ちょうど夕食中、レストランもキッチンも戦場のように忙しい最中、彼は一人やってきました。頭に雪を積もらせたまま玄関に立つ彼に「挨拶はあとでいいから!すぐ厨房入ってくれるか」「はい!」って・・・そのままエプロンをつけていきなり洗い場へ(笑)

その仕事の早いこと!一段落するまでの数時間、彼は慣れた手つきでさりげなく黙々と洗い物をしてくれました。

仕事が全部終わってからみんな揃って晩ご飯のとき「あ!今日からのバイトの西出くんだよね!ごめんね~いきなり働かせて(笑)」と。そんな挨拶で始まったのでした。

当時の忙しさは今の比になりません!猫の手も借りたい、誰もが汗だくでまるでピーク時の居酒屋の厨房、運動部の練習中のように「おい、あれ持ってこい!」「はい!」「これ○番へ出して!」「はい!」みたいな毎日でした。

今の時代にこんなことしたら、翌朝には荷物まとめていなくなってるか、ブラック企業だ!と言われ「お話があります」と呼び出され、聞いてないとか話が違うとか言われるか、どちらかでしょうね😅

彼は私達が今人を必要としているという空気を読んでくれた、そして「いいっスよ!」と気持ちよく力を出してくれた。だから最初から「ありがとう」の関係が生まれた。

その人との関係性を作っているのは、間違いなく自分ですからね。相手ではない。

当時はフワフワのパーマをかけちょっと茶髪で、ほっそりしていて目がパッチリして、そりゃまぁ可愛いらしい青年でした(笑)

それからほぼ毎年のように来てくれました。

どうしても人手が足りなくて「西出たすけて~💧」と泣きつくと大阪からすっ飛んできてくれることが何回あったかしれません。

働いて、滑って、働いて、飲んで。

また朝から働いて、滑って、働いて、飲む(笑)

一時は男しか集まらず、近所では「ベルグはイケメンばかり、優ちゃんの趣味で採用するらしい」と噂されたほど(笑)

あたしがイケメンだと思う男はそう簡単におりませんがね~😅

彼の先読み力を越える人間を、未だ見たことがありません。一番手薄になっているところへサッとフォローに入り、決して気分を人にぶつけることなく、いつも後ろから全体を見ている。

決して目立たないようにしている心配りはピカイチでした♪誰にもわからなくても、優さんは知ってたよ~♪

上から目線で頭ごなしに言うことはなく「これはもっとこうした方が早いでー」とか。「俺それやるからこれやってくれるかー」とさりげなく適材適所に人をバラけるとか。

実はこれ、できそうでできない高い能力なんです。

酒席にはいつも必ずいて軽快なしゃべりでいつも笑かしてくれました♪

でもじつは彼、酒が飲めなくて(笑)いつも私の心のオアシス“居酒屋たんぽぽ”ではヨーグルト酎ハイ一杯だけしか飲めませんでした(笑)

最初はなんか軽そうでチャラチャラしてるように見せといて、一緒に働いてみたらそのさりげなく広く深い心、実は一番仕事ができる男だというそのギャップにやられる女子は

・・・幾人もおりました。あ、言っちゃった(笑)

妻となったまきちゃんは学生最後の冬にバイトに来ました。その頃もう彼はベルグ最初の正社員としてこちらに定住し、私達の大きな力になってくれていました。

このまきちゃんがまたかなり仕事ができる女子でして。控えめでクールな印象でしたが笑うとその笑顔がなんとも可愛く、口数少なく手は早く、頭の回転も早く。

「ほー、西出さん。そこに落ち着きましたか♪」と、やっぱりさすがやなと思いましたね~(笑)

彼は商売屋の息子ですからうちの社長のことも、嫁の私や商売屋に生まれた子供たちのことも、みんなわかってくれていて

1度だけ「いやいやいや、優さんが頑張ってるの見てるから来てるだけですよー」と言ってくれたことがありました。

ベルグを辞め、彼女が住む町に越して結婚し、サービス業からは足を洗って全く違う道で立派な会社員をされています。全く知らない土地に飛び込むのは勇気もいったでしょうが、今では大勢の方から大変可愛がられているようです。

体も立派になってしまい(笑)

まぁま~るくなってしまいました!

とにかく働いて、滑る!そして夜な夜な栂池を楽しみまくってたキラキラ、いや、ギラギラした彼の面影は・・・抹殺されました(笑)

 

結婚後も毎年冬には夫婦で栂池に滑りに来ては手土産持って寄ってくれ、二人してサラッと洗い場を手伝ってくれたり、私の話し相手になってくれたり。相変わらずカユイところに手が届く彼を、歓迎しない人はいませんでした♪

 

二人のいいとこ取りの可愛い娘ちゃん♪

そして娘を見つめる西出の目は、すっかり「パパ」😊

「優さんに抱いてもらえ♪」私の腕の中に大事な娘ちゃんを預けてくれました。

西出の子供を抱ける日が来るとはね・・・

思わず目頭が熱くなりました。

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不平不満を抱えるのが人間の常です。

ですが、そちらにフォーカスするよりも小さな「有りがたい」にちゃんと気づくことこそが

幸せを見いだす方法ですね。

自分の今は全部自分が作っている。

私も

背伸びせず、無理な色目を使わず、

今の私が一番心地よく、一番いい顔で生きられることを、一番大切に

「自分を大切にしない者が人を大切になどできない」それは「自分さえよければいい」とは全く意味が違うんだということを手放すことなく生きていきたい。

図らずも今年は大勢の卒業生達と会う機会を持たせていただき、みんなが厳しい社会の中でしっかり自分の足で歩んでいることを感じ、

私自身のこれまでの人生をゆっくり振り返ることができました。

旦那様についてこの栂池で、文字どおりがむしゃらに必死に生きてきたこと、

今、心から誇りに思っています。感謝しています。

流した涙の何倍も何十倍もの宝物をいただきました。たくさんの人との出会い、別れ、教え、学び・・・

人間ってなんなんだ!って、膝を抱えて動けなくなるときもありました。今もまだ時折真っ暗なトンネルに入り込み、立ち止まるときがあります。でも、

必ず出口の光が遠くに見え、その小さな点が見つかりさえすればそこへ向かえばいいんだとまた立ち上がり歩みを進めることができる。

あそこに出口の光が見えるじゃないかと肩を叩いてくれる旦那様や友人、必ず誰かが私のそばにいてくれていることのありがたさも

改めて感じている今日このごろです。

日々流れるように生きているだけの日常だったら決して手にすることはないものばかりでした。そして今もいただき続けています。

 

昨夜テレビでムヒカ大統領の講演する姿を見ました。

「若い諸君、君たちには二つの選択肢がある。

生まれたから生きるという道、

そして、

自分の人生を自分で操縦するという道」

流れに乗ってプカプカ浮いていくだけの人生よりも

右も左も前も後ろもわからない道を、自分の意思でこちらへ行ってみよう、少し方角を変えてみよう、引き返してみよう、いろんなことを考えながら前へ前へと進んでいく方を

私は選びたい。

今向かう方角や運転の方法は変わっても、

目指すゴールは変わらない、ただひとつなのだということ、

そして今の今まで私達夫婦は、そこだけは見失うことなく、真っ直ぐぶれずに突き進んできているのだということに

誇りをもって。

 

西出くん、がんばれよ(o^-‘)b !

優さんも、がんばるよ♪

姉弟、二人旅♪

いよいよ春休みも終わりが見えてきましたね。

今日は土曜日。例年よりも早い雪解けではありますがベルグを訪れてくださるお客様がまだまだ続いてありますこと、本当にありがたく思っております。

 

今日は我が家の子供たち、二人だけで特急に乗りまして、じいちゃんばあちゃんが待つ私の故郷へと向かいました。

姉弟二人旅です♪

今年も家族旅行には行けませんでしたが、二人にはこれがワクワクの旅♪

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リュックにはおやつや水筒、車内で読む本や着替えに加え、息子はどうしてもじいちゃんばあちゃんに見せたいトロフィーも忍ばせて。

 

さあ!新年度も始まりました。

一人きりになれるこの貴重な時間を使い、

私はあれもこれもパンパンに詰め込まれた頭と心をこの時を使ってひとつひとつ整理し

また自分の力で立ち上がり

明日から一歩一歩前へ進んでいかなければ。

 

小谷を出れば、周りはすっかり春ですね♪

 

新年度、ベルグも私自身も、

これまでよりもまた一段高く階段を上がり、まだまだ進化を続けて参ろうと

静かな闘志の灯を、心に点す次第です♪

SAはアイデアの宝庫♪


高速道路のサービスエリアって、実は宿泊業に携わる私にとりましては、参考になることが山積みでとっても楽しい場所のひとつなんです♪

レストハウスの内装や厨房内のいろんな配置、食器やお料理の盛り付け方、売店の商品展示やポップの書き方、掲示物や照明、エクステリアや駐車場・・・上げだしたらきりがありません。

さすが公共の建築「お金かかってるなぁ~」「うちもこうなればな~」って見とれることもしばしば(笑)

今日は出張の途中立ち寄った群馬県の藤岡パーキングで、駐車場のあちこちに飾られる大きな寄せ植えを見つけました。

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はは~ん♪なるほど!

こうやって大きな鉢植えにお花を植えて点在し、雪の季節になる前には全部撤収し、冬の間しまっておけばいいんだ!

悲願の駐車場アスファルト化工事を終え、もうじき2度目の冬が終わろとしています。

冬の除雪作業がスムースに進むよう、あちこちの木を切り、まっ平らな広い広い駐車場ができました。

と同時に、何とも殺風景になってしまったことが寂しい気がしていたのです。

これはいいね♪

雪が解けたら、早速やってみましょかね(^w^)

心もポカポカ♪ありがとう

今日は気持ちも一気に小春日和になるような素敵なお知らせが届きました❤

ベルグOGのゆっきから♪

「優さ~ん、昨日無事結納が終わりましたぁ🎵」って。

わぉー\(^^)/おめでとうゆっき🎵

 

最近は結納をされる方自体大変珍しいのだそうですね。

やはり昔から日本で大切にされてきたものにはちゃんと意味があるものなんだろうと思います。

結納を終えると、みんながそれぞれに「もうすぐお嫁さんをいただくのだということ」「もうすぐ新しい家に嫁ぐのだということ」を、

親も子も、新妻も旦那様も、

ちゃんとあらためてそれぞれが『覚悟』しますよね☆

私もしましたゎ、結納。

しきたりに添って必要な物を揃えるのも、分家の我が家にはばあちゃんもおらず、母は近所の商店街に古くからある呉服屋のおじいさんに一から習ったと言っていました。

嫁ぐときに持たせていただいた喪服やらなんやらもこのお店のご夫婦さんが丁寧に教えてくださり用意してくださったのでした。

このおじいさんがまた超達筆で!

目録などそれはもう立派で美しい堂々たる毛筆で書いてくださいました。

先月でしたかね、御年70越えの四人組お父さんグループがたまたまベルグにおみえになりましてね。

「すんませーん、今夜泊まらしてもらうもんやけどよー、チェックインにはまだ早いわねぇえ~?」と懐かしいイントネーションで玄関に入ってこられまして。

「お客様どちらからおみえです?」と伺うと

「わしんたぁは隣の岐阜県の中津川から来たのよ」と♪

「わ~、やっぱり~♪懐かしい言葉やも~♪あたしも中津やに~♪」

「なにぃ?あんた中津のどこぉ?」

「あたしは本町よぉ♪お父さんどこ?」

「俺は手賀野よぉ♪」

ってなかんじで(笑)

そしたらそしたら。

あのときお世話になった達筆なおじいさんの息子さんがその中にいらっしゃいまして!

世の中とは本当に狭いものですね😊

私の母は遠くから嫁いでいたもので、今更誰にも聞けないことや地域ならではのしきたりも、みんなこの呉服屋のご夫婦さんから教えていただいたと、忘れられないとよく話していました。

 

「幾久しく、お受けいたします」

父が畳に手をつき頭を垂れて、そう力強く言っていたなぁ・・と、その後ろ姿をふと思い出した次第です。

 

ゆっきのお着物晴れ姿もまぁかわいいこと♪

そして旦那様もまた素敵♪

両家がとても仲良しなことが写真からビンビン伝わってきます⤴

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観てください♪お母様方お二人様が手で❤を作っておられます\(^o^)/かわいい~♪

結婚が決まり1日も早く彼と一緒に暮らしたいと願うゆっきにご両親は静かに「だめ」と。なぜ?と問うと

「寂しいから。」・・・

そう言われジーンときてしまったと、前にゆっきが話してくれました。

 

バイトに来たのはもう5年前か・・・そうそう、先日帰った由佳と同期だね♪

ショップの店長さんを辞め、春からまた再就職する前の束の間の休み時間にベルグを選んでくれたんだった。

明るくてまっすぐ素直で、文字どおり太陽のような、自然と人が集まってくるはじけそうな魅力が全身から溢れている娘でした♪

一度だけ。優さんは、ゆっきに本気のお説教をしたことがあります😊

「優さんなんか、なんもわかってないくせに!」って腹の中で叫んでるのは痛いほどわかりましたが、眉間にシワを寄せたままでありながらも「はい、わかりました。ありがとうございます」と応えたゆっきでした。

昨年冬の始まりにずいぶん久しぶりにベルグを訪れたとき、ゆっきはそのときのことを懐かしく話してくれました。

「あの時の自分が幼なすぎてほんとに恥ずかしい(笑)」と。

いやいやそれは私も同じ。

今じゃあの頃みたいに首根っこつかまえて「ここに座りなさい!」なんてことも、

大人になるとはどういうことなのかをとことん話するなんてことも、

そういえばすっかりなくなってしまいました。

時代も変わったのかもしれません。

私も年をとったのかもしれません。

今のベルグのスタッフはほぼ全員が30代という大人チーム。すでに立派な大人であるからこそ、なのかもしれませんね🎵

私の出番がないことはいいこと。

女将の表舞台での出番は『申し訳ございません』と心からのお詫びをするときと『お小言いうとき』

あとはそっと後ろから見守っていればいい。

それだけでいいのだと私は思っています。

 

ゆっき、そしてお父さんお母さん、本当におめでとうございます❤

これから挙式まで、ゆ~っくり楽しんで♪

そしてお父さんお母さんの娘であることをじっくり味わって♪

宗さんも優さんも、ゆっきの幸せを心から祈っておりますよ(’-’*)♪

今日は心がポカポカする1日を

どうもありがとう。

御二人とも、末永くお幸せに・・・

 

春ならでは♪

今日は朝からヘリコプターの音が栂池の空にとどろいております♪天狗原から一気に滑り降りる山スキーの魅力は、春にしか味わえない栂池の醍醐味のひとつですね。

夕べはしっかり冷え込んで、今朝はゲレンデもキュッ!としまっておりました。

毎日ジュニアスキーチームの練習に奮闘する息子の顔は、日に日に逆パンダのようにゴーグル跡がくっきり白く残る、正しく“スキーヤーの顔”になってきました😂

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今日はJさんも朝夜勤務の中抜けで山に向かいました☆白黒の顔になって帰ってくるかな😊

皆様も、日焼け止めをぜひぜひお忘れなく~♪

由佳、またね♪

アルバイトの由佳が任期満了にて終了となりました。久しぶりに粉雪舞う中、由佳は帰っていきました。

今から5年前、旧友かず坊の紹介で沖縄からあぁちゃん、さぁちゃんと共に沖縄3人娘でバイトに来てくれたのが最初の出会い。

あがってからも時々「優さん元気ですか?」とメールをくれたり、毎年ベルグへ年賀状をくれたり、ちんすこうをたくさん贈ってくれたりとこの5年間ずっと交流は続いていましたので、由佳を知るベルグ仲間には彼女を忘れた人は誰もいませんでした。

昨年12月「年明けに会社をやめることになりました。久しぶりにゆっくり時間が過ごせるので次の仕事につくまでベルグにバイトに行ってもいいですか?」との連絡が!

今年はなかなかアルバイトも見つからず、ちーこも初の冬で緊張しまくっていたので「どうしよう・・・」と思っていたところに舞い込んできたこのお話、「これは絶対ご褒美だ!」と思いました。

「由佳が来るならもう大丈夫!」みんながそう思う、それくらいできる娘です♪

久しぶりにお会いした由佳は、5年前同様視野の広さと物覚えの早さは健在で、やはりピカイチでした☆

世の中でたくさん揉まれている分、対応が逐一大人で冷静で、

女将は由佳の深い深い配慮ある心遣いにどれだけ救われたかしれません。言葉なんていらないんです。由佳がニコッと笑ってうなづいてくれるだけで「うん♪大丈夫!」って思える、

私にとって由佳はそういう人です。

私より若い人達から学ぶことがたくさん♪有り難いことです☆

ありがとう、由佳❤

DSC_0290みんなで乾杯じゃ~♪

何よりうれしかったのは、がんばり屋のちーこが由佳に心を開きすっかり仲良しになれたことでした。

女将にはできない形で由佳がちーこを支えてくれました。もう帰ってしまうなんて・・・

涙、出ました( ノД`)…

また会おうね、ゆかちーん♪♪♪ありがとう。