あたしには心の友、“しんゆう”がおります(^-^)v
栂池へお嫁にきてからこの栂池でできました!
彼女は旦那様の幼なじみの奥さん、あたしと同じ、宿に嫁いできたお嫁さん。
女性は結婚するとき、故郷や家族や友達と離れ、それまでの自分の全部を手放し、
何も知らない、誰も知らない町へ、我が夫となる人だけを頼りに一人飛び込むんですよね。
私は嫁いできたばかりのころ、おしゃべり相手をしてくれる友達は5軒上の『ロッジシーハイル』にいた“ふうちゃん”という大きな白い犬だけでした(笑)
ふうちゃんはお菓子を持っていくと相手してくれるけど手ぶらだとお尻を向けてこっちも見ない賢い犬でした(^^)
チェックアウトを終え、厨房を片付け、客室掃除をし、お昼を食べたら家族はみんなてんでに夕方に備えてバタっ!と昼寝を始めます。
お天道様高いうちにいきなり昼寝などできない私は、旦那様の幼なじみであるシーハイルのとみちゃん家にいたふうちゃんに会いに一人ゲレンデをテクテク上っていったんです。
「ふうちゃん聞いてよ~。今日さ・・・」って。
「ふんふん、どうした?」と聞いてくれたふうちゃん。
雄大な山々を見つめながら「なんでこんな遠いところへ来ちゃったんだろーねー」なんてこぼしてみたり♪
あたしの唯一のお友達は、わんこだったんです(笑)
そこへお嫁にきたのが、彼女でございます。
彼女とは本当に不思議な縁で、こんなに何時間でもおしゃべりがとまらない楽しい方と出会ったのは初めて(○_○)!!
いつも一緒に泣いてくれ、一緒に悩んでくれ、考えてくれ、爆笑してくれる。
「大丈夫よ優ちゃん!優ちゃんは間違ってない!」と肩を叩いてくれ
「あなたちょっと頑張りすぎてない?」と手綱をひいてくれ
「スゴいよ、よくやってるよ」と誉めてくれ
「それは優ちゃん違う!ダメ!」と叱ってくれ
子供がいるおかげで今ではわんこではなくママ友もたくさんでき有り難いことですが
まるで昔からの友達のように錯覚する存在♪
彼女がいてくれなければ私は今ここにいなかったかもしれない(笑)
今となってはほんとに思います。嫁ぐってことは知らない世間に飛び込むわけで、
なんと勇気のいることだったのかと。
男の方にはできないかも♪
性格も生い立ちもよく似たあたし達の旦那様達。
お互いに我が夫と、初めて体験する家業の中で生きる家族というものを懸命に理解しようと、そしてなんとしても支えようと
女将とママと妻、三足の草鞋を
共に励まし合い、誉め合い、模索しながら今も歩んでいます♪
今夜は今年1年を笑い飛ばす忘年会だ!
「気をつけて行ってこい」と気持ちよく出してくれ子供達を引き受けてくれるお互いのパパに感謝し
嫁ぎ先でこんな大事な友ができたこの現実にあらためて「本当に幸せなことよね~」と二人で感謝しながら
飲みあかします~(//∇//)