よーい、ドン!のゴールデンウィーク

ゆっくりゆっくり数組のお客様と接する機会を僅かに重ね

いきなり連日満室のゴールデンウィークがやってきます。

チェックインの準備、レストランの準備、お料理の仕込み、お部屋のお掃除。。。

どれも毎日していることですがその量が違う!

新人さんには初めての体験です😊

そのペースでやってたら間に合わなくなるよ~

経験者に身についているのは、その時間感覚です。

これは体験を積み重ねることでしか身につきません。

とにかく場数を踏む!これのみです♪

大丈夫、大丈夫♪優さんは必ずそばにいて見てるから。

迷うことがあったらすぐに遠慮なく言いなさい。

落ち着いて。お一組お一組丁寧に。今自分にできることを精一杯。

さあ♪レストランオープンです。

「こんばんは!○○様ですね。お席にご案内いたします。どうぞこちらへ」

胸をはっていい笑顔で、きっと心臓はバクバクしてるのにあたたかく微笑んで頑張ってくれました。

初日より2日目、2日目より3日目、

視野は広がり、ムダな動きは削られていき、

「私がお撮りしましょうか」とお客様のカメラで写真をお撮りしたり、おしゃべりしたり、そっと私が手を差し出していたこともみんなが自分でできるようになっていきました。

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「満席ってこうなるんですね~」

そうなんですよ♪でも楽しいでしょ?

いろんなお客様がいて、いろんなお話ができて。

いかにみんなで些細なことも共有し自分1人で抱えないか。これが大事。

サービスはマニュアルどおりにはいきません。

昨日はこうしたのに、座学ではこう言ってたのに、優さんは違うことを言う。「え?」当然戸惑います。

「大丈夫。いいからこっちから行って」

第一はルールではありません。お客様です。

ベテランが瞬時に判断できるのは、心にたくさんの引き出しがあるからです。失敗した経験やうまくいった経験を持ってるからです。

1日もお食事の支度が間に合わなかったり、テーブルセットが間に合わなかったりすることなく、

20:00の星空ツアーにはバスに乗り込むお客様をみんなで手を振って「いってらっしゃ~い」と見送ることができました。

お客様がすべてレストランを出られ片付けモードに入ってから「さっき、どうして優さんがこっちから行ってと言ったかわかる?」と、あとから必ず”なぜならば”を説明することを心がけています。

なるほど!そう納得して初めて人は学びを自分のものにします。

サービスって難しい。本当に深いし、何よりまず自分で自分をコントロールできる人間でないとチームでは働けない。

だからこそ、楽しいお仕事でもあります。

そんな新たな出逢いを楽しめ、成長していけるスタッフを育てていきたいと思っています。

みんな本当によくがんばりましたね!

そして、温かく見守り彼らに励ましのお言葉をくださったお客様方、

本当にありがとうございました☺

伝説のサービスマネージャー、新人さんに語る♪

1月で退職された園子サービスマネージャーが

ベルグにきた新しい仲間たちのために遥々栂池までお話をしに来てくださいました!

園ちゃんに会うのは実に3ヶ月ぶり。

講義開始前に二人で会ってお茶しながらじつに3時間♪おしゃべりは止まりません😊

今日まで自分が新しく学んだこと、知ったこと、体験したこと・・・いつだって真っ先に分かち合いたくなる、私の大事な大事な存在です。

涙のお別れのあとはまるで片腕をもぎ取られたような喪失感に浸る間もなく2月、3月を必死に乗り切り、

4月になって真っ白で爽やかな新人さん方を迎え、新たな刺激を受けて心地好い疲れに今日まで日々追われてくる中

やはり顔や背中から溢れ出る疲労感は隠せていない私でしたが(笑)

より一層の自信と輝きをまとって現れた園ちゃんは

とてもとても眩しく見えました☺

園ちゃんのお話をお聞きする中で、目の前に立ち込めていた薄い霧のようなものがパ~っ!と晴れていくのを感じました。

明日から再度背筋を伸ばして、とにかく笑っていこ!

そう思えました。

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信頼されるスタッフとはどういうスタッフなのか

チームワークとはどういうものなのか

仕事を委ねるとはどういうことなのか

社長や私が何を想っているのかも

全てのスタッフに優しく語りかけるように丁寧に伝授してくれた園ちゃん。

うなずきながら真剣に話を聞くスタッフ達の顔を見ていて、全員の心の中にしっかりとベルグの種を蒔いてくれたことを確信しました。

出逢いは運と縁。

今こうして新しく始まったベルグを想い、惜しみ無く力を差し出してくださる卒業生たちに改めて感謝しつつ

初めて社会に出たばかりのまだなんにも知らない若者たちに対し

これまで以上に丁寧に言葉にして伝え教える努力をしなければならないことを肝に命じました。

今思えば私もなんにも知らない社会人でした。確かに厳しい先輩方が私を育ててくださったんだなぁとあとになって気づいたものです。

この子たちと共に

園ちゃんが蒔いてくれた種がちゃんと芽を出し育っていくように

一緒に成長していこう、そう思った1日でした♪