TONE
刀根
ーー ベルグハウスでの仕事内容は?
2018年に新卒で入社し、主に現場のホテル業務全般を担当しています。具体的には、接客や清掃、厨房では調理も行っていたり、当館の名物企画「星空&絶景ツアー」のお客様案内なども担当しています。
ーー ベルグハウスで働こうと思ったきっかけは?
東京の大学に通っていて、実は都内のアミューズメント会社に内定が決まっていました。しかし、給与や休日などの条件で就職先を選んでいたため、本当にこの会社の仕事がやりたいのか自問自答したときに、ここじゃないなと思い。
そんな時にベルグハウスの人材募集に出会ったのです。僕の地元には山がないので、自然のある暮らしをしながら働けるのが素敵だと感じたのと、今まで関わったことがない場所で新たなチャレンジをしてみたいという気持ちが湧いてきたのです。学生時代に演劇部で演出を担当していたので、他の役者にはいろいろと言えるけど、自分の人生もガラッと変わった選択をしてみるのも面白いのではとも思いました。
ーー 職場はどんな雰囲気でしょうか?
雰囲気はとてもいいですね。できないことがあっても理不尽に叱るのではなく、いい意味で厳しく教えてくれるので、人間としても成長できる場所だなと感じています。
仕事に慣れていない頃は、お客様対応に焦ってしまう自分に対してイライラしていたことがありましたが、「担当を変わってもいいので無理はするな」と先輩がアドバイスをしてくれました。責任を1人で背負いこんでしまう性格だったので、その一言には救われましたね。
ーー ベルグハウスの好きなところは?
一緒に働いている人たちが好きで、全員で10名前後なので名前も性格も理解していますし、ハイシーズンには短期バイトも入ってきてより賑やかになります。お客様もベルグハウスでの休暇を楽しみながら滞在してくれているので、そういった人たちとの関わりが豊かだなぁと感じています。
とはいえ、実はもともと恥ずかしがり屋な性格で、長野に来てからも地元に友達がいたわけではないので、休日は1人で本を読むなどマイペースに過ごしていました。それでも、だんだんと一緒にご飯に行こうなどと誘ってくれる仲間もでき、都会より暖かくて濃い人間関係を少しずつ作っています。
ーー 仕事のやりがいは?
社会人1年目なので、仕事に対する甘えや自分の課題と直面することもあり、それを1つひとつ乗り越えていくのは苦しくもあり楽しくもあります。
また、ベルグハウス本館周辺の自然がとても豊かでリフレッシュできますし、北アルプスに「船窪小屋」という山小屋も運営しており、初めて行った時は、そのワイルドな環境にカルチャーショックを覚えました。人と自然に恵まれ、本当に贅沢な環境にいることに感謝しています。
ーー 就活中の学生さんに一言
僕の場合、都内から長野へ移住して働いているので、気をつけた方がいい点として、暮らす環境をインターネットなどで事前にリサーチすることの大切さですね。車や住宅、冬の過ごし方などちょっと調べれば出てくるので、あらかじめ意識していれば大丈夫だと思います。
僕は最初は会社の寮に住んでいて、今は村営住宅に会社からの家賃補助金をいただきながら住んでいます。休日は車で観光地や市街地へ出かけたりしています。どこからも山々を眺めることができて、とても豊かな時間が流れています。
あとは就職活動中であれば、自分の軸を意識した方がいいですね。実は僕自身、軸がないって言われたことがあって、軸って何だろう?と葛藤がありましたが、今では他人から押し付けられたものではなく、自分はどう生きたいかなのかなと感じています。もちろんすぐ見つかるものでもないかもしれませんが、自分で選択することを大切にしてほしいですね。