【今までありがとう】
こんにちは。優子です。
高さ30mを越えるまで大きく大きく育った
ベルグのシンボルツリー
メタセコイヤの木。
この木は今から40年ほど前
栂の木通りの景観をよくしようと自治会のみなさんで協力して
通りの上から下へ点々と植えたのだそうです。
小さな苗木だった木々たちはそれぞれの場所で
少しづつ少しづつ静かに育ち続けました。
中でも一際大きくなり、
長い長い間ずっとそこにいて
いろんなできごとのすべてを
静かに見守りつづけてきてくれました。
横たわったメタセコイヤの頭元に立ち
今まで絶対にこの目で見ることができなかった
木のてっぺんにあたる小枝をハサミでパチン。
おとうさんが植えたこの木が倒れる瞬間に
おかあさんも誘ってみたけれど
「なんだかせつないからいいわね」と。
だからこの、メタセコイヤの頂点の小枝を
おかあさんに届けました。
悲しむことなかれ!
これだけの太さ、長さがとれる木はなかなかないともらってくださる方があるそうで。
なんと!
子供たちの遊具になるそう♪
生まれ変わって
今度はたくさんの子供たちに撫でられ、触れられよじ登られながら
また人々の成長を見守っていってほしいと
切り株をなでなでしながら
たくさんたくさんお礼を伝えました。
この木を見上げると
この堂々とした姿にハッとして
波たつ心を落ち着けたり
人ではなく自分の足元をもう一度見つめなおすことにふと気づけたり。。。
『ただ、そこにいるだけ』
その強さを学ばせていただきました。