ここ最近、栂池の晴れた夜空を眺めていて、
やたらと赤く輝く星が気になっていました。
星空博士のJ氏に聞いてみたところ、
どうやらそれは火星で、今年の5月に大接近をしているのだそうです。
最接近は、2016年5月31日で、地球と火星の距離は、0.503天文単位まで近づくそう。
1天文単位は、地球と太陽の平均距離を言うそうなので、
だいたい地球と太陽の距離の半分まで近づくということでしょうか。
21時以降、南東の夜空に一際(異様に)赤く輝く星が見えたら、それが火星です。
すぐ左下には土星も少し輝いて見えます。
昨夜は、雪が全くなくなった栂池高原スキー場のゴンドラ中間駅周辺から、
この火星が見える方向にカメラを向けてパチリと撮ってみました。
ダントツで目立ちます(笑)。
星空も、山里の自然と同じく、刻一刻と表情が変わって行くので、
毎日眺めていても飽きないですね。
ベルグハウスにお越しの際、当館催行の「星空観測スターウォッチングツアー」でも、
是非チェックされてみてはいかがでしょうか。
フロント宮
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以下、国立天文台のホープページよりの抜粋です。
5月31日に火星が地球に最接近します。
最接近時の火星と地球の間の距離は7,528万キロメートルです。
火星は地球のひとつ外側にある惑星で、約780日(約2年2カ月)の周期で
地球への接近(会合)を繰り返しています。地球の軌道はかなり円に近い形をしていますが、
火星の軌道は少しつぶれた楕円形をしています。また、会合周期が
ちょうど2年ではなく2年2カ月であるため、火星と地球が接近する位置は毎回ずれ、
距離も大きく変わります(最も近い位置での接近と最も遠い位置での接近では、
距離が2倍ほど違います)。 今回の最接近距離まで近づくのは、
2005年11月20日以来です。2018年には5,759万キロメートルまで大接近します。
-国立天文台 火星が地球に大接近-
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/05-topics03.html
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