日本語講師のナホ先生をお招きして
みんなで「日本語とは」の勉強会をしました。
ナホ先生は幼少期に海外で暮らした経験があるので
異国で暮らすみんなのキモチもよくわかる。
日本人のキモチもよくわかる。
そして、そんな経験があるからこそ
日本語の美しさ、意味深さ、尊さ、
日本にしかない文化の素晴らしさをキラキラと語る
ステキな女性です
パワフルで底抜けに明るいナホ先生が、
日本語の歴史や大和言葉の美しさ、日本人が大切にしている文化などのお話に加え
ケーススタディーを通してグループワークをしながら進めてくださる中で新人ちゃんの緊張も解け、
「助けを求められ”無理です“と言ったら、ちょっと悲しそうな顔をしていました。なぜでしょう?」
日本では「無理です」と言い切らないで「今はちょっと…」とオブラートに包む表現をよくします。
これは、相手を慮(おもんばか)る日本人ならではの
優しさや思いやり。
でも、「ちょっと…」では伝わらないので「今は無理だけど20分後ならOKだよ」と具体的に伝えてあげると、コミュニケーションはより温かいものになる。
そうか
日本人同士って、主語を省いてもだいたい伝わるし
「今はちょっと…」と言われたら「あ、無理なのね」「あとにするわね」と自然に汲み取れるけれど。
会釈ひとつでキモチを受け止めれるとか、なんだかテレパシーみたいに「言葉以外でのキモチのやりとり」を当たり前のようにしているこの空気感みたいなものは日本人独特のものなのかもしれないな、と気づきました。
そこで
これまで日本人と外国人とが一緒に働いてくる中で、実は困っていたことはなかったか。
みんなで話し合ってみると・・・
ネパール人スタッフが「はい」と言いながら首を傾げるので「あれ?わからないのかな?」「意味わかんないと言いたいのかな」と思っていたけれど、実は首を傾げるのがYesであるんだと知ったり、とか。
お願い事をすると「はい」と言うからわかったんだと思ったらやってないので「わからなかったのか」と自分でやってしまっていたけれど、もっとわかりやすく「あなたにこれをこうしてほしい」と伝え「できる?」と確認をしようと思った、という日本人スタッフに対し「そうそう!あきらめないで言って言って〜」と笑いあえたり、とか。
よかれと思ってできるだけひらがなでチャットを書いていたけれど、実は、わからなければ翻訳アプリを使って自分で調べるから漢字を使って書いてくれたほうが意味が伝わるんだ、とか。
お互いに気持ちよく働きたいからこそ胸に秘めてきたんだけれど
実はそうだったんだね♪という発見がたくさんあり
やはり話してみる事は大切だね♪
どんどん伝え合っていこうね♪と、
みんな笑顔で終わることができました。
母国の大学を卒業後日本の学校へ留学し4年間しっかり日本語を学んできたとても優秀なみんなですが
「世界一難しい言語」と言われる日本語です。
ひらがな、カタカナ、漢字があり
敬語、尊敬語、謙譲語は我々日本人でも…怪しい
お互いを知り、認め合いながら、日本文化の素晴らしさを我々日本人も一緒に習得していきたい。
そんな思いを胸に抱いた学びでした。
今冬ベルグにもたくさんの外国からのお客様がいらっしゃいました。
欧米の方々はもちろんのこと、台湾、香港、シンガポール、フィリピン、みんな英語ペラペラです。
うちの外国人スタッフもペラペラです。
私達だって中学校から何年も何年も学校で英語を学んだはずですが…
何を言ってるかはわかるのに「は、話せない」
一番立ち往生してるのは私達日本人でした
でも!
身振り手振りと単語の羅列でもなんとか伝わる!も知りました
コミュニケーションとはやはり、
心と心のキャッチボールですね♪